前回までのブログで2回ほど書いた「ビッグ・アイ・プロジェクト」という展覧会への応募の件ですが、残念ながらいずれも「選外」という結果に終わってしまいました…。
いささか残念ではありますが、そもそも、忙しい虹の会メンバーが求めるものは、純粋美術ではありませぬ。もっとポップでコマーシャルなものであります。
にじ屋の店員として、にじ屋の売り上げに貢献できる魅力的な商品開発。それこそ私たちの目的であります。
ということで、気を取り直して今月からは、来年のカレンダーや年賀状の作成なわけですが、今回のブログでは、まずカレンダーの途中経過をご報告します。
しかしこれは、大げさに言えば、開発中の商品情報ということになりますので、現状では多くをお見せできません。
一部分だけのチラ見せです、申し訳ありません。
全貌は、完成のあかつきににじ屋の店頭で、ということでよろしくお願いいたします!
ただ、来年度のカレンダーにおける基本的なコンセプトを申し上げますと、ありがちな季節の風物詩を描くのではなく、抽象と具象とを問わず、色がキレイなら何でも良い、ということになっております。
まず、今回ちょっとヤバかったのがカイです。
本人に絵の具を選んでもらい、筆につけて渡す方式で描いた抽象画です。
絵のサイズは小さいですが、全体を見るともっと迫力があります。
さらにヤバいのが最近半ボケから少し戻ってきたオグラ。
彼の深遠な精神世界を垣間見せるような作品となりました。
鳥肌が半立ちになったところで、ミツの絵で癒されていただきましょう。
ミツはこの他に、木や果物も描いてくれています。
そして、埴輪風のキャラが安定したイチマル。
しかし今回のイチマルからは、埴輪だけでなく、生き物か? 何か体の一部であるのか? そういう作品も産み出されております。
今回はここまでですが、作品作りはまだ続きます。
追ってご紹介して行きますので、今後ともフォローをよろしくお願いします!
コンドウ
ビッグアイプロジェクトへ~その2
ビッグアイプロジェクトへ~その2
今月は先月に引き続きビッグアイプロジェクトに出品する作品を描きます。
今月の参加者は、イチマル、オグラ、カイ、コバ、タカノブ、コウヘイです。
油絵に挑んでいるイノウエは都合があって今日は不参加で残念。
イチマル
まずは、これは先々週だったかに描いた絵の続き。
イノウエの油絵に触発されてか、アクリル絵の具を濃いまま盛り上げて描いた、裸のお姉さんの青い輪郭線に、薄めの絵の具で塗った反対色のマダラ模様。
『女の人』
木のペンで線を描くと黒い地が削れてキラキラした下地が線となって見えてくるという特殊な紙に、たくさんの電車の絵。
『電車』
木のペンが気に入ったようで、赤っぽい色の絵の具を溶いてインクにして描いてみた。
『体とおっぱい』
コバ
上の青いところは空、下の黄土色は砂漠だそうだが、紫の四角は何か?
聞こうかと思ったけど、「何か?」という問い自体にあんまり意味はないと思い直して聞きませんでした。
『ピラミッド』
コバのもう一点は、イチマルと同じく割り箸ペンで描いたもの。
今度はあえて「これは何か?」と聞いてみたら…
『太陽、スイカ、食パン、サボテン、跳び箱』
カイ
最近ヒマを持て余し気味のカイだが今日はみんなが来たのが嬉しいのか部屋にこもらず終始一緒にいた。
『かい』
オグラ
最近ボケてるオグラの絵は、以前のかわいらしい人物像から離れてしまったが、妙に立体感のある絵。
タイトルは、本人に聞いても答えないので、皆で何に見えるか聞いて決めました。
『メロン』
もう一つは、紙の表面がボロボロになるまで青い絵の具を塗りこんでます。
タイトルを聞くと
「わかりません、サッサッと描いただけなんです…」
ということで
『サッサッと描いた絵』
タカノブ
いつも安定のクオリティで頼もしいタカノブは今回も安定してました。
ただなー、私はいつもなるべく絵には口を出さないんだけど、どうせならもう少し大胆にデフォルメしたらもっとイイと思うんですよね、来週また来るっていうし、もう一回描いてもらおうかなー…。
『バス』
タカノブのもう一枚はデフォルメなしのリアルな電車、こういうのを何も見ないで描くから大したもんだ。
『電車』
コウヘイ
絵の具の色を先に選んでパレットに出してから描きはじめる。出した色を全部使って、カラフルな人物になりました。
タイトルを決めるときに、やはり自分では決められず、みんなで意見を出し合った結果『ピエロ』に。
しかし実際はピエロが念頭にあったわけでもなかろうし、そういう即物的でない、もう少し気の利いたタイトルはないものかと…。今のところ、タイトルは暫定ということで。
『ピエロ』
コウヘイがもう一枚描くというから、さっきと違う感じで、墨で輪郭を描いてから少しだけ色をつける…、ということになりました。
けど結局全部塗ってた(笑)。
しかし顔の過剰な描き込みに較べて、体の部分がいやにあっさりとしているんだよな、もっと描き込んでもらえばよかったかな…。
この絵のタイトルは、本人がすんなりと口にしました。
『浅野さん』
今回はそんなわけでたくさん作品ができました。
来週もう一回ブラッシュアップしたら、その中からイイのを選んで「ビッグアイアートプロジェクト」に出品です!
コンドウ
ビッグアイプロジェクトへ~アトリエ307
おかげさまで「暑中見舞い」は大変好評で、売り切れ続出です。
お買い上げいただいた方、ありがとうございます!
さて、今回からの「アトリエ307」は、9月に選考が行なわれる
「ビッグ・アイ アートプロジェクト」
に応募するための作品を作ります!
にじ屋のメンバーは、普段はにじ屋の仕事で忙しいし、休みの日は遊びに行っちゃうしで、なかなか絵を描く時間もないわけなんですけど、今回はこういう大きな展覧会に出そうということになり、いつにも増して気合が入ります!!
…とは言っても皆マイペースで、中には最近まだらボケが始まった人もいたりなんかして…(笑)
まずそのまだらボケのオグラなんですけど、紙を渡したら何か文字を書き始めました。
見ると、先日のにじ屋でのイベントのことや、毎朝の運動のことなどを書いています。
一種の、コンセプチュアルアートって言うんでしょうか?
言いたいこと、書きたいことは来週以降も出てくるでしょうから、これからどんな風になっていくか楽しみです。
いつも人の姿を描くコバ。今回は「果物を描く」と言ったのは少し意外でした。
上がリンゴ、下がバナナ。リンゴの葉っぱや、バナナのレイアウトに彼独特の美意識が。
余談ですが、バナナの葉っぱの緑色部分がマダラになっているのはどう塗ったのかと思ったら、水彩絵具に油絵具が混ざっているのでした。
何でもゴッタにして置いたのが悪いのですが、筆の後始末には苦労しました…。
次にイチマルですが、今回もいつもどおりに裸のお姉さんということに。
この人は結構一発勝負な感じで、途中からの修正がきかないので、見ている方もけっこうハラハラします。
次回はもっとデカい紙に描いてもらおうかな…。
次は井上。井上は昔油絵をやっていたとのことで、今回はそれで行きます。
ただ、にじ屋にあった油絵セットが古く、絵具チューブが劣化してフタが開かなかったり、チューブが割れて腹から出てきたりして苦労します。
後始末を含め、今さらながら油絵は大変だなと再認識。
でもこれから重ね塗りができるし、本人もやる気になっているしで、今後が楽しみです。
今回はちょっと参加者が少なかったのですが、その代わりゲスト参加者がいました。時々にじ屋を手伝いに来る、ハヤテ。
たまごっちが大好きで、今回のテーマもたまごっちです。何も見ずにスラスラと描いてました。
ざっとこんな感じでしたが、展覧会の締め切りにはまだ時間があるし、井上の油絵はもちろん、他の人のも、もっと描き加えたり、今回のを土台に新たに描いたりして、本番に臨みたいと思います!
進行状況は随時このブログに載せますのでお楽しみに!
こんどう
暑中見舞いハガキ販売、種類追加!
にじ屋メンバーがアートの活動「アトリエ307」で書いた絵をもとに、暑中見舞いハガキを作って販売しています。
1枚100円。
販売は8/6(日)まで。
あと1週間!
と差し迫ったところで、まさかの種類追加。
以前から販売しているのはコチラです。↓
もう売り切れちゃってるのもありますが。
にじ屋で販売していますので、ぜひあなたも1枚いかがですか?
カズミ
暑中見舞いハガキ発売!
やっと!!
暑中見舞いハガキを発売しました!
にじ屋にて、1枚100円です。
暑中見舞いなんていつ以来書いてないかしら…
なんて方も、ちょっとこのハガキたちを見ていたら、
久しぶりに書こうかな…なんて思うかも。
種類もたくさんあるので、お好きなものを1枚どうぞ
あと、こちらは「暑中見舞い」に限らず使えるハガキ。
封筒を作ってみよう!
今月のアトリエ307は、新田さんからの提案で、不要となった紙袋などをリサイクルして「封筒」を作ることに。
毎日暑いし疲れているしで、一人一枚だけ、集中していこうと。
今回のメンバーの中では、井上くんやノブはすぐ描き始められるのだけども、イチマルとオグラが…。
特にイチマルは、アトリエが始まったときからすでに目がトロンとしている。
彼らをやる気にさせるものは何か? といえば、やはりエロしかないでしょう。
そこで、パソコンで女性のヌード画像を出したらそのとたん覚醒。
食い入るように見ております。
まあ、画面に映る画像は一生懸命見るけれども、絵を一生懸命描いたとは言いがたいかな…。
まずイチマルなんですけど、いつものように、早く終わらせたがるので、色をつけた方がいいとか背景を描いた方がいいとか言っていたら、ちょっと塗りすぎ
たかな…? 裸のお姉さんのはずが、よくわからなくなってしまいました。
次に、イチマルと同じものを見て描いたオグラ。
介助のTAROさんに「エロいんですよ、ほんとに裸で」とか言って自慢したらしいんですけど、オグラも、見たものを絵にするのはあまり得意じゃないかも…。
タカノブは、宇宙に浮かぶ太陽と惑星、宇宙ステーションですね。こういうのを、何も見ずにスイスイ描いていく。ホントに絵が好きですね。
井上くんも、ほとんど迷いなくスイスイと。抽象的な、単なる「模様」だと本人は言ってましたけど、アルファベットの文字が意味深な感じです。
コバは、自分がファンである女子プロレスラーのセラさんの絵。5人も描いてくれました。
体の色をちゃんとつけてるし、イチマルやオグラのより、こっちの方がエロいかも…。
これらの絵を、型紙通りに切って折り曲げ、糊付けして封筒にしました。
何か、抽象的な模様とかなら良いけど、顔などは、描く位置を決めて描かないとダメだったかな~など、反省点もチラホラ…。
まあ、今回はプロトタイプということで!
近藤
暑中見舞いハガキ-その2
先月は参加者がイマイチ少なかったこともあって、今月のアトリエ307は先月に続いて暑中見舞いということに。
まずは前回不参加タカノブの『花火』。
これはスゴいわ、夏の風物詩がテンコ盛りです。花火・風鈴・朝顔・ひまわり・スイカに蚊取り線香etc…。
ただ、それにはちょっと画面が小さ過ぎました。もっと大きい紙に描いてもらうべきでした…。これは私の反省です。
その辺を踏まえて、タカノブのもう一点『カボチャ』。
タカノブは何でも描けるんだけど、私個人的には、さっきのチマチマと説明的なやつより、こういう大胆なヤツが好きですね。
これと合わせて、以前の墨で描いた顔なんかも一緒に見ていただくと、その辺のタカノブ作品の魅力が分かっていただけると思います。
ちなみに、夏を連想するテーマとして「カボチャ」を描くと決めたのは、彼自身です。
次はコバ、『スイカ』。
シンプルで良いですね(笑)。
黒い丸は模様でしょうか種でしょうか?
次はミツ、『川とスイカ』。
これもハガキにすると涼しげな暑中見舞いになりそうです。
そして問題は、今回のイチマルによる一連の作品なんですが…。
まずは作品をご覧ください。
右下の文字は「よちまい」と読めますが、これは「暑中お見舞い」です。
彼は、話は普通にできる(噛み合うかどうかは別にして)のに、文字は勝手に端折られたりして意味不明になることが多いのです。
慣れると読めると言いますけど、私にはまだ読めません(泣)。
イチマルの作品はまだあります。
『カボチャ』
『プール』
今回に限らず、イチマルたちに絵を描いてもらう場合に、サポートする私たちがどこまで口を出すかということにはいつも悩みます。
口を出さなければ何も生まれてこない、かと言って口を出したらヤラセになってしまう。
だから私としては、なるべく最小限のことしか、言わないようにしています。
が!
コウヘイのように執着の強い人はそれでいいんです、勝手にどんどん増殖して行きますから(前々回『表情を描く』参照)。
ところがこのイチマルやオグラなんかの場合、センスは良いのに、絵に対する執着がないからすぐ止めてしまう。
今回も、イチマルはクレヨンで薄い線を描いただけで「できた」と言ってきます。
それを「色を塗れ」だの「模様を描け」だのと口を出すわけです。もちろん、色や描き方は任せますが。
そんなこんなで完成したのが上の作品です。小品ではありますけど、良くなくないすか!?!?
まあ、純粋美術家はいざ知らず、イラストレーターだって小説家だってディレクターや編集者のプロデュースが必要だ。
イチマルには正直ガッカリすることもあるけれど、「プロデュースしがい」は確かにあります。
商品化したらたくさん売れるのではないでしょうか!?
さて次回の『アトリエ307』ですが、木の板などを使って、実用作品として「箱を作る」という予定です、終わってから皆で話しました。
コンドウ
にじ屋オリジナル卓上カレンダー完売!
アトリエ307で作った、「にじ屋オリジナル卓上カレンダー」。
取りかかりが遅かったために3月始まりという聞いたことのないものになりましたが(笑)、25部作りましたのが完売!
ありがとうございました。
はじめて作ったカレンダー。
上々の売れ行きではないでしょうか♪
次は暑中見舞いハガキを発売する予定ですよ~。
お楽しみに♪
カズミ
暑中見舞いハガキ~アトリエ307
今月のアトリエ307、テーマは「暑中見舞い用ハガキ」。
夏になったら、にじ屋で販売するハガキ用の絵です。
参加者が前回より少なくて若干さびしかったものの、今回も味わい深いもの、意外なものができました。
まず、オグラ。
参考にと、パソコンで水着のお姉さんを検索したら、イチマルと二人で画面に釘付け。描き始めるまでだいぶ時間がかかりました。
↑プールの女
↑夏祭り
次、コバ。
コバもやっぱり水着です。みんな好きですね。背景はこちらは、青空と青い海。
↑海の女
↑海の男
次、イチマル。
水着と、ひまわり。水着の女性の丸いおっぱいに、つい注目しちゃいますね。
↑水着の女
↑ひまわり
そして、コウヘイ。
彼が描いた「海」、引き込まれるような深い青色…。
オレンジ味のカキ氷もおいしそう!
↑海
↑ひまわり
↑スイカ
↑オレンジのカキ氷
最後に、カイ。
カイのタイトルにはいつも困るんだけど、今回はどうしようかな…。ウミウシ?
↑無題
もう一点、 新田さんも、朝顔の絵を描いてくれました。
↑朝顔
今回のこれらの作品で、暑中見舞いハガキを作ります。
ハガキの形に出来上がったら、またこのブログにアップし、にじ屋での販売を開始します。
私(近藤)も一点作ろうと思ってます。
よろしくお願いしまーす!
近藤
アトリエ307「表情を描く」~作品完全版~
お待たせしました、「表情を描く」みんなの作品完全版です。
井上
井上の作品はさすがに分かりやすいですね、一部、著作権的に問題のありそうな絵もありますが…。
最後の、頬がこけて目にクマができた女性が衝撃的!
イチマル
イチマルは良くも悪くもキャラクターが安定していて、だからちょっと表情が出にくかったかも…。
「ねむい」表情ではベッドに入ってるから、表情じゃなくて、場面(ケンカしている・テレビを見ている・怒られているなど)の絵を描いてもらえばよかったかも…?
コバ
コバも、安定しすぎていて文字がないと分かりません。でもよく見ると、確かに「おちこんでいる」は落ち込んでいるように見えてきます(?)。
タカノブ
タカノブの絵は説明の必要はないでしょう。今度はストーリーをつけて、絵本とか四コママンガみたいなものを作ってほしいと思いました。
オグラ
オグラの絵は幼稚に見えますが、本人はそれなりに研究しながら描いていたから、ビックリはビックリしているように、「ひあああこわい」は本当に怖がっているように見えます。
コウヘイ
コウヘイの、誰の影響も受けない自分だけの「表情」ですが、そのバリエーションの豊富さは期待以上でした。
今回、色をつけませんでしたが、彩色して完成としたいところです。
近藤