【障害者生活ネットワークうらわ(ネット)】
通称「ネット」は、1997年、当初は純粋に虹の会の事務所として開設されました。それまでは、運営(財政)の事情によって、個人宅の一部を事務所代わりとせざるを得ない状況が続いていましたが、バザー活動などの活動を続ける過程で、市民の皆さんからの協力が次第に大きくなり、ありがたいことに、活動の規模も大きくなっていったことで、会としては初の明確な活動の拠点として開設するに至りました。
ネットが具体的な事業となるのは、それから数年経った2000年前後のことでした。それまで虹の会は、特に身体障害者における介助保障(重度の身体障害者が日常生活をするために必要な介助、その介助者を雇う費用を行政が保障する)を確立させるための障害者運動について、重点的な取り組みをおこなってきました。その運動は、1998年から2000年にかけて、自薦登録方式(当時の浦和市では松沢方式と呼ばれ、障害者自身が、問題の無い介助者を選び、雇う仕組みで、その行政が負担する費用も介助者数人を雇える程に伸びたもの)の実現を果たし、身体障害者にとって、一定の終焉(介助者を雇えるまでに)を迎えることとなりました(現在でも課題はさまざまありますが)。
そして、その頃から、知的障害者の活動への参加が始まり、少しずつ人数も増加していく中で、新たな課題(障害者に係る)に直面することとなり、ネットはその課題について取り組む事業体として、明確な存在となりました。
現在では、虹の会が掲げる「親から独立した生活応援事業」の理念を柱に、バカショップ「にじ屋」を運営しながら、障害があっても、地域で暮らし、青春を満喫し、そして、仲間たちとともに成長しながら、互いに素敵な大人(人間)として、人生を過ごすことが出来るように。そういった大きな目標を持って、ネットは活動を続けています。
★障害者生活ネットワークうらわ事務所★
〒338-0826
埼玉県さいたま市桜区大久保領家574
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(すべての情報は2014年4月現在のものです)