勝田フルマラソンの報告メールが、虹の会内部宛に外口さんから出ていたので、転載します。
機関紙2月号にもそれぞれの記事が出るだろうな。
楽しみ!
カズミ
以外、報告メールです。
「ひとりじゃない、みんなで叶える夢舞台。それが勝田マラソン」
ゴールとなる運動広場でずっと実況している陸連のおじさんがいるのですが、この人、自分が勝田を走り始めてからずっと同じ人。
この人の喋りがいいんですよね。
そして今回飛び出したのが、この台詞。
このあと、「商店街のコロッケ屋のおじちゃんも…」と続いていくのですが、今回は「みんなで叶える夢舞台」、まさにそういう勝田になりました。
夢舞台の主役は、勝田初出場のコウヘイ。
コウヘイが勝田で完走をするために、ホントにみんなが力を合わせていた。
ハーフのように最初から飛ばしたら42㎞は走れない。
フルマラソンのペースがわからないコウヘイは、内藤さん、新田さんと一緒にゆっくり走っていった。
そして、「去年より調子がいい」と5㎞過ぎで内藤さん達を抜いていったミツ、毎回このパターンで後半に力尽きてしまうので、今回は10㎞手前くらいから一緒に走る。
コバと市丸は、スタート後からそれぞれ独りで走り、膝に不安がある外口は一番後ろでゆっく走っていく。
21㎞過ぎ、トイレ休憩中のコウヘイ達に外口が追いつく。
でも、一旦追いついた外口も予防的に屈伸したりで再度遅れる。
そして28㎞の西原集会所、今年も割烹着を着たちゃびさんの声が聞こえてくる。
内藤さん、こうへい、新田さん、ミツ、外口がだいたい同じくらいに着いて、そこでちゃびさんから情報収集。
コバが3時間弱で通過していること、自分達が着く15分くらい前に市丸が通過していること。
市丸、ここまで独りでがんばってる。
でも、このあといつも通りに下がってきちゃうんだろうな…。
西原集会所でコーヒーとかお新香とかをつまんで、出発。
出発直後、内藤さん、痛みはないのに膝が突然曲がらなくなる。この後、競歩状態…。
ミツも30㎞手前で遅れ始める。
20㎞過ぎから足に痛みがあった新田さん、35㎞過ぎで痛みが強くなって遅れ始める。
後を託された外口、なんとかコウヘイをゴールまで届けなければ。しかし、足の状態はギリギリ…。
残り3㎞の交差点で市丸に追いついたコウヘイ、外口。
「市丸先輩に勝ちたいです」
その気持ちで、信号が青になった瞬間にダッシュするコウヘイ。
それを追いかける市丸。
もう追いついていけない外口…。
でも、ダッシュするコウヘイの後ろ姿を見て、なんかゴールまで送り出せた気がした。
市丸も追い抜こうと着いていったけれど、そのままコウヘイが先に、佐藤さん達が待っていてくれたゴールへ。
そして、もう一つの夢舞台に立っていたのがコバ。
コバは、勝田を走った7人の中で1位。
時間も4時間59分と4時間台で走っているから、ダントツ!
ちゃびさんのいる28㎞の西原集会所には3時間弱で着いて、御飯とかをパッパッと食べて、気持ちよさそうな顔で集会所を出発していったみたい。
結構速いペースでここまで来て、しかも「どこも痛くないです。調子がいいです」と。
42㎞走った後もどこも痛くなく、ここでみんなはふと思うのです…。
コバは毎日がぼけている…。「どこも痛くない、調子がいいです」なんて、「もしかして、コバは夢の中で走っていた…」
体は確かに走っていた、でも気持ちは夢の中で、まさに「夢舞台」で走っていたコバ。
なんて話になるほどに、今回のコバは強かった。
勝田を走ることができたのも、にじ屋をがんばってくれている人がいるから。
ありがとうございました。
そして勝田のゴールで待っていてくれた佐藤さん、カイ、ありがとうございました。
やっぱり、「誰かが待っていてくれる」、ただそれだけで足が前に出る。
また、今年も西原のおばちゃん達に混じって声を張り上げていたちゃびさん、ありがとう。
自分達にとっては、この西原が一つの風物詩。
ひとりじゃない、みんなで叶える夢舞台。それが勝田マラソンです。
本当に、そう思います。
沿道で応援してくれた勝田の人達も合わせて、みなさん、ありがとうございました。
外口」