バカ

にじ屋より、埼玉大学サークルの皆さんへ。にじ屋１０周年イベント「バカテン～バカの天国祭り」にステージ出演してくれるサークルを大募集します！

• 出演日程　8月2日(土) or 8月3日(日)
• 出演時間　持ち時間30分。
  どちらの日程で何時から行うかは、応相談。*にじ屋が住宅街にあるため、あまり大きな音は出せませんので、こちらも応相談。
• 出演場所　にじ屋店内もしくは店外駐車場
• 参加費用　無料
• 応募締め切り　6月15日(日)
• お問い合わせ　048-855-8438虹の会
  または、twitter【にじ屋先取り情報】@NijiyaBacaNews
  または、twitter【かずみ・猫子】@kazumi1982

今回のイベント『バカテン』では、にじ屋の１０周年を振り返ると共に、すぐ近くにある埼玉大学の学生さんとつながるきっかけとしたいと思っています。そこで、埼大サークルの皆さんにステージ出演していただきたい！一緒にイベントを盛り上げませんか？

にじ屋には毎週約５００人のお客さんが来店されます。大学内だけでなく、地域の皆さんにもステージを披露してみませんか？

出演していただける場合、イベント告知ビラに載せさせていただきます。このビラは、７月中に約３万枚を配る予定です。配布先は地域のお宅へのポスティング／虹の会会員さんへ送付する機関紙と共に／マスコミ各社／にじ屋へ来店されるお客さんへの手渡しとなります。また、ニジロックテレビにて告知動画にも出演して頂けたらと思っています。

我こそはというアナタ！お気軽にお問い合わせください！なお、落語研究会さんがすでに出演決定しております♪ 以下、バカテン詳細です。

• にじ屋10周年イベント【バカテン】バカの天国祭
• 日時　7月30日(水)～8月3日(日) 10:30-18:00
• 場所　にじ屋

1. 10周年を振り返る写真でドンみんなで創ろうにじ屋ののぼり！
2. ビアガーデン 8月2日(土) and 8月3日(日)
3. 埼大サークルによるステージ 8月2日(土) and 8月3日(日)
4. サマージャンボにじ屋クジ抽選会 7月31日(木)

以上、にじ屋企画販売部よりお知らせでした！

とにかく急ぐしかない。しかもこれ以上道は間違えられない。そんでもって急いだ結果誰かが事故ったりなんかした日には目も当てられない。

けが人が出るよりは、間に合わない方がまだマシか…。もし、受付時間に間に合わなかったら…？たぶんね、そこら辺の人に紛れて都内散策みたいに自転車を走らせることは可能なのよ。でもな…。みんな少ない給料の中から参加費払ってるわけで。その参加費をチャラにするくらい楽しい所に行かないとダメだろうな…。楽しい所ってどこだろ
…。

そしてグルグル考えながら信号で止まって後ろを振り返れば、ご多分に漏れずイチマルが遅れている…。

そんなこんなで自転車を走らせ、間に合いそうだと確信したのは「車で5分」とナビが言った時に、受け付け終了20分前だったとき。そう、イチマルの「トイレ！」で自転車を止め、携帯を改めて見たとき。ふと右側を見れば、延々続く皇居のお堀。日比谷公園はすぐそこだ！！

受付を通ったのは、終了10分前の8時。4時半に事務所を出発して3時間半の道のりでありました。はあ、これからイベントスタートなのね…（笑）。

そういえばコウヘイは、予想外にずっとバテずに走ってきたなあ…と思ったところでハタと気づく。「ねえコウヘイ、これから何するか知ってる？」「…。グランプリ…。」あ、やっぱり分かってなかったか（笑）。みんなが行くというので勢いで行くと手を挙げ、そしてここまでみんなについてやってきたコウヘイ。コウヘイにとって自転車のイベントといえば、数ヶ
月前に参加した富士の「ママチャリグランプリ」だったようで。「ばか、ちげーよ！」とタカノブやミツに笑われながら、スタート地点へ。

「あ、コウヘイとイチマル場所交代する？」という私の問いに、「するー！もう疲れた（笑）」とタカノブ。先頭はミツに戻し、2番目にはやたら遅れるイチマル、その後ろに私、次にコウヘイ、最後にタカノブ、という隊列に変更。

帰り道もこの隊列のままだったわけで、私の前にはずっとイチマル。佐藤さんとの約束その一がどうかな…と思って見ていたのですが、これが驚いたことにほぼ100％守っている。乗り降りだけじゃなく、信号等で止まったときにつく足も、必ず左足。「都電だ！」「スカイツリーだ！」「おばまさんだ！」としゃべりっぱなしで浮かれているわりに約束はちゃ
んと守っていて、すごいと思ったりだったら普段からやれよと思ったり…。

イベントそのものは楽しかったし美味しかった。その辺はみんなの原稿とか写真とかに譲るとして。

イベントは無事ゴールの日比谷公園まで戻り、14：20、帰り道のスタートであります。帰りはまあゆるゆる帰ればいいやと思いつつ、でももう道を間違うのはゴメンなので、ミツやタカノブと一緒に地図とにらめっこ。 「ここで254に出ればいいんだな。そしたらあとは一直線だ。よし、じゃあ行こうか！」気合いを入れて顔を上げてさあ出発！

…と思った私の視界に入ったのは、イベント途中の休憩所でいただいた巨大クッキーにかじりつくイチマル。クッキーだけを見つめて無心にボリボリバリバリとかじりつくイチマル。

…。

「この人、置いていこうか。」『…！行きまふ！一緒に帰りまふ！』「ああ、ちょうどお茶も持ってるみたいだし。クッキーとお茶でゆっくり休んでたらいいよね。」『間違えまひた！食うぇまへん！行きまふ！』置いていこう置いていこうと大笑いなミツ＆タカノブ。でもまあ、イチマルの懇願を受け入れまして、みんなで岐路についたのでありました。

帰り道は、ミツが減速して止まったと思ったら発作だったとかはあったけど、道を間違うことも無く何より怪我も無く、18時過ぎ、ネット事務所に到着。着いた！おうちに着いた！

ちょうどにじ屋を営業していたメンバーが、にじ屋を閉めて事務所に戻ってくるのと同じくらいの時間で。そこからみんなでお酒を飲みながら夕飯にしたのでした。今日の話をしながら。

以下、ミツ＆タカノブのお言葉。
「コウヘイは、思ったよりずっと頑張ってた！」
「イチマルは、苛つくこともいろいろやらかしたけど、ぶち切れになるほどじゃなかったから、まあいい。」
「新田さんが道間違ったのは、まあ、ああいうルートだったんだと思えば別にいい。間に合ったんだし。」

はー。
まあホントに、無事に帰ってこられて良かったですよ。紙一重だったと今でも思います。来年も行くのかどうなのか…。それはまた来年考えます。

終わり

カズミ

まだ真っ暗な中、5人が縦一列に並んで自転車をこぐ。

先頭はミツ。道順を知っているのは私だから、私が先頭を行こうかとも思った。それに先頭がペースを作らなきゃいけないし、全員が渡れるようにと信号も気にしなきゃいけない。だけど、先頭に行くと他の全員が自分の視界から外れる。それがイヤだった私は、ミツに先頭をお願いした。道順といっても、幹線道路をひたすらまっすぐ行くという道程だから、とりあえず大丈夫だろうと思った。それに、ミツは発作持ち。多少緊張感があった方が発作も起きづらいんじゃないかと。

真ん中が、私。そして一番後ろは頼りになるタカノブ。その3人の間にイチマルとコウヘイを挟むのだけど。さてどっちをどっちにするか…。出発の時点では、やっぱりコウヘイがバテて遅れるんじゃないかということが気になって、2番目をコウヘイ、4番目をイチマルにした。が、この二人は会場に着いてから場所交代となる。遅れるのはコウヘイよりイチ
マルだったのだ…。

まあね。イチマルだけギアなしの自転車で。みんなより漕ぐ回数が明らかに多い上に、彼は立ち漕ぎができないから、上り坂なんかはずいぶん大変だったと思う。「イチマルー！新田さんに追いつけ！」というタカノブの大声が、何度も後ろの方から聞こえてきた。

出発して3キロくらいでコンビニに立ち寄る。とりあえず水分を買っておこう。「トイレに行ってきます！」笑顔でトイレに直行するイチマル。そしてなかなか出てこない…。

ウン●だ…。

そういえば、朝起きてすぐ「おなかが痛い」と言ってトイレにかけこんだ。さらに出発直前にも「おなか…」と言ってトイレに。つまり1時間弱の間に3回ウン●。これですね、不安からくる腹痛というのは確かにあったかもしれないけど、半分気のせいだと思う訳ですよ。今までいろんな場面でトイレだおなか痛いだと言うイチマルを見てきた我々としては、誰しもがそう思う。っていうか、だから佐藤さんの約束その四があるわけで。不安→トイレというイチマル図式は想定内。…にしても、この日帰るまでを含めて10回近くトイレ休憩をしているのだけど、イチマルは全てウン●ですからね。

「あのさあ、そんなに出ないでしょ？」「出ます！出てます！」と、道にキレイに咲き誇るハナミズキも台無しな会話を何度したことか…。

でもですね、イチマル、騒ぎはしなかったのです。トイレ休憩だと止まってから「トイレ行ってきます！（with常にウザイくらいの笑顔）」だったから。一回だけ走っている途中で「新田さん、トイレ！」と言い出したことがあったけど、私の「…あと20分で受け付け時間終わるんですけど…」という言葉に「あ、…じゃあ後にする」と素直に引き下がったのでした。

…。

そう、そこは東京のど真ん中。あと20分で受け付け終了！！出発前、コンさんとかにさんざん言われていた「難関、高島平」はうまく越えたのです。上を高速道路が走る片道3車線の大きな道路。車で走る分にはただの一直線なのですが、コレを自転車で行こうとすると訳が分からなくなる。歩道橋とか側道が複雑なのですよ。でも、もともと方向音痴な私としてはそこは緊張感があったのか、迷わず越えたのです。その後にトイレ休憩で立ち寄った公園からは、みんなの写真付きで「順調です！」というメールを佐藤さんたちに送るほどの余裕。

ところが。悲劇はその後に起きました。

ずっと国道17号を走っているはずなのに、「17号」という標識が見当たらなくなったな…とは思っていました。一抹の不安。すると目の前に、出てくるはずのない「首都高中台入口」の標識。

…違う！

方向音痴の私でも、さすがにそれが違うというのは分かりまして。「ミツー！ストップ！！」
ま。
ず。
い。
逸れた。しかもこの標識が出るってことは、逸れてからずいぶん走っちゃってる。まずい！！！

あれだ。あの巨大な歩道橋だ。上ったら、降りるところがやたらたくさんあって、でもほとんどが階段で、自転車で降りられる所を探して歩道橋の上でぐるぐる回ったのだ。持って来た地図を広げてみたけど、そこからどう行くのが一番早いかなんて、方向音痴の私には分からない。自分が信用ならない。というわけで携帯ナビに頼ることに。

とりあえずミツと交代して、私が先頭に。「車で36分」とナビは言うけど、自転車だったら何分なのかが分からない。外口さんが自転車は時速15キロって言ってたな…。でも算数も苦手な私の頭の中では、36分と15キロがつながらないままそれぞれフワフワ浮かんでいるだけだった。（その3終わりへ続く）

以下写真。

↑会場へ向かう途中、トイレ休憩で立ち寄った公園にて。まだ６時くらいだったかなあ。

カズミ