こんな早い時間にPCに向かえたので、今日のネットの様子を書いてみます。
(ネット=障害者生活ネットワークうらわ=虹の会の中で、にじ屋を運営しているトコロです。障害者の「働く」問題を考えています)
毎週月曜は、にじ屋は定休日。
午前中は、前週に集まってきた提供品の仕分け。
狭い事務所で、回収してきた分と持ち込まれた分、60件以上の提供品を毎週仕分けます。
車椅子に乗っているカブキの仕事は、何ができるだろうかと、毎週模索中。
仕分ける服を持っててもらったり、段ボールに入った品物を運ぶバケツリレーに入ったり。
仕分けが終わって掃除の段階になり、みんな雑巾がけとか始めたとき。
カブキに雑巾がけは難しいよなあと思って、「終わるまでちょっと待ってて」と。
雑巾が終わったら、また運ぶ仕事ができるかな、と思ったわけです。
が、やることがなくなったカブキ、「ご飯食べさせてちょーだいっ」。
出た。
いつもご飯になると、周りの状況とか無視で自分が我先に食べることばかりを主張するカブキは、その辺、いつもみんなから「あー!また言ってる!」と言われるワケですが。
この時、また「食べさせてちょーだいっ」が出たので、「あ!言ったな!?」と言ったら。
「だったら掃除させてよぉ!」と切り替えされて、ぬぬぬ…!
「障害者は何もできないから、しなくていい」という発想は、イヤなのです。
障害があったって、できることはあるハズ。
一緒に考えられない周りがダメなのだ。
ネットができた最初のきっかけは、それでした。
その考え方は、今も変わっていません。
だから、カブキの言うことはごもっともで、私は、ハイすみませんでした…と思ったわけです。
でもねー。
実際、他のメンツがひとりで自分の仕事を見つけてパッパと動ける人だけならさることながら、カブキと同じように、オグラやカイやコウヘイやモトミが力を発揮できる仕事も、その瞬間瞬間で見つけながら、ひとつの「仕分け」という作業をみんなでやっている、という中で、カブキひとりにつきっきりになるわけにもいかないわけで、「ちょっと今は待ってて」っていう場面も出ちゃうのよ…。
っていうのは言い訳か。
いや頑張りたいと思います。
でもなー
カブキ、「自分中心」が抜けないんだもん。
仕事やりたいっていう気持ちはすごくステキなんです。
けど。
「自分がやりたい」だけを押し通そうとするところがなー。
カチンとくる。
みんなでやってるんだからさ。
とかまあ、どれがイイとか悪いとか断定するつもりはあんまりなくて、…っていうか、断定しちゃうと毎日が辛くもなったりする。
「こうあるべき」で縛られると、辛い。
「こうあったらいいな」という理想は常に持ちつつ、そこにたどり着くまでの、今は過程だよな、とか思って、カブキのカチンとくる言動も、自分のふがいなさも、受け入れながら毎日を過ごしたいと思う今日この頃。
カブキもみんなも、今より良い状況を、なんとなくでもめざしているから、きっと半年後は今より一段上がってる、と思える。
ああ。
だらだら書いていたら、午前中の話だけでこんな長文に…
『今日のネットその2~「こ、こ、これくらいです!」』に続く
カズミ