(虹の会機関紙「SSCにじ」11月号より転載)
我々は、JR駅無人化問題について、近隣駅の実態調査や聞き取りを行ってきましたが、以下の見解を発表します。
問題を知っていただき、一緒に行動してくれる人を求めます。
駅無人化によって、JRはさいたま市ノーマライゼーション条例に抵触している!
ただちにさいたま市はJRに是正を求めよ!
さいたま市において、「車いすに乗っている障害者は電車に乗れない時間」というものが発生しています。「この時間は駅員がいないのでスロープを出すことができません。」と言われ、この時間を待つか、駅員のいる他の駅を使わなければなりません。
「ふつうに乗れない」のです。
さいたま市では、市が制定した、通称「ノーマライゼーション条例」において、「障害の有無にかかわらず、等しく市民として個人の尊厳と権利が尊重されその権利を享受することができる」社会を目指すと謳っており、また「さいたま市だれもが住みよい福祉のまちづくり条例」では「すべての市民が人権を尊重され、安心して生活し、自らの意思で自由に行動し、及びあらゆる分野の活動に参加するための障壁の除去を行う(…中略)施策の基本事項を定め、市、事業者及び市民が相互に協力してだれもが心豊かに暮らすことのできる都市の実現に資することを目的とする。」とあります。
今起きていることは明らかに、これら条例に違反する状況です。
わたしたちは、今後さいたま市がこの問題についてどう対処していくのか、問い正していきたいと考えています。
誰もがあたりまえに電車に乗れなくなってきている状況を変えるために、賛同し、一緒に行動してくれる人を求めます。
(虹の会役員会)
虹の会:048-855-8438
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