カブキが「自分で食べるので手伝ってください」というので手伝っています。
大事なことは?と聞いたら「汚さないように気をつけること」と。
いやあ、汚れても洗えばいいし拭けばいいからいいと思うんですけどね。
ただ、食べるものを落とすと食べられなくなってゴミになっちゃうから、一粒もこぼさないようには気をつけないとダメだと思います。
でもそのためにどうする?いう問いには
「前に出て食べる」
なかなか本気です。
そうなんですよね、おべんとうばこに落ちるぶんにはまだ食べられるので机に乗り出して食べるのも大事!
手も口も、なめらかに動かすのが難しいので、スプーンから、口からこぼしやすいカブキは、「食べさせてもらう」ことが多いです。
しかも、こぼさないようにすることに対してカブキ自身責任感がなかったので賛同してくれる人はあまりいません。
でも、食事の介助を「する」側からすると、なにをどれくらいどんな状態で食べるかって微妙すぎて、考えだすとすすまないので、伝えるのもあまり得意ではないカブキには、わたしは一人で食べられるようになってほしいと思っています。
食べ物を口に入れてもらう食事って、思った通りに指示したりそういう関係を作るって、難しいことだと思います。
自分で食べるほどの自由さを介助に求めていたら食事なんてできないよ、と思って介助をつかっている人もいるかもしれません。
全部口に入るように少しずつ、こぼさないように口に入れる。
口についたら、舌でいいから取って食べる。
取れなかったら取ってもらう。

楽しく自由な食事にするために。

あき